基本情報

所属
ブリティッシュコロンビア大学 Postdoctoral Research Fellow Award Recipient (海外特別研究員)
学位
博士(学術)(2024年3月 東京大学)
修士(学術)(2020年3月 東京大学)
学士(経済学)(2018年3月 慶應義塾大学)

連絡先
psy22thou5gmail.com
ORCID iD
 https://orcid.org/0009-0002-4867-3151
J-GLOBAL ID
201901014306878006
researchmap会員ID
B000354323

外部リンク

美学、芸術哲学の研究をしています。

1 現在の研究テーマ

美的な価値と規範性について取り組んでいます。美しさ、優美さ、かわいさ、あるいは醜さやけばけばしさといった美的価値は、美的でないその他の価値と並んで私たちの生活に組み込まれており、私たちの行為や態度に一種の複雑さを与えています。とりわけ、

  1. 美的判断の観点依存性
  2. ネガティブな美的価値の特徴づけ
  3. 美的快楽主義という伝統的な見解の是非
  4. 美的価値の社会的側面
  5. 芸術的価値との関係性

などに関心があります。

2 これまでの研究テーマ

博士論文は芸術のカテゴリーについて書きました。芸術鑑賞や批評において、カテゴリー(ジャンル、形式、様式、メディアなど)がなんらかの役割を果たすことは広く認識されていますが、そもそもカテゴリーとはなにか、どのような存在論的構造を持ち、いかにして鑑賞上・批評上の役割を担うのか。博士論文では、ジャンルを鑑賞のためのルールとして捉え、カテゴライズ実践をダイナミックな社会的相互作用として理解する制度主義アプローチを提示し、擁護しました。中心となるアイデアはSen (2022)で発表しています。

本になりました👉️『芸術をカテゴライズすることについて──批評とジャンルの哲学』(慶應義塾大学出版会、2025年)

修士論文はKendall Waltonの写真論について書きました。Waltonによれば写真は「透明」であり、写真を通してある対象を見る経験は、透明でない絵画を通してそれを見る経験よりも、対面で直接それを見る経験の方に類比的だとされます。Waltonは写真の透明性テーゼを支持することで、絵画にはない写真ならではの情動喚起能力を説明しようとしていますが、修士論文ではたとえ写真の透明性が言えるとしても、そこから特別な情動喚起能力への橋渡しに際してWaltonは失敗していると論じています。

 3 その他の活動

分析美学第一世代をちゃんと読む会」というオンライン勉強会をやっています。Monroe Beardsley、Frank Sibley、George Dickieらが活躍していた分析美学初期の動向に関心があり、翻訳にも携わっています。

論文レジュメ、研究ノートなどをブログにあげています[1][2]。まれに商業誌で音楽や映画の批評も書いています。

 

📌 就職活動中です

今年の8月末に海外特別研究員を終えて帰国予定のため、2026年度秋学期あるいは2027年度春学期着任のポスト・非常勤がありましたらぜひお声がけください。専門分野である「美学」「芸術学」「美術」「哲学」「倫理学」などのほかに、「表象文化論」「映画論」「ポピュラーカルチャー論」など教えられます。


論文

  11

主要な書籍等出版物

  6

MISC

  17

講演・口頭発表等

  19

担当経験のある科目(授業)

  1

委員歴

  1

共同研究・競争的資金等の研究課題

  1

学術貢献活動

  1