Profile Information

Affiliation
The University of Tokyo
Degree
修士(学術)(2020, 東京大学)

Contact information
psy22thou5gmail.com
ORCID ID
 https://orcid.org/0009-0002-4867-3151
J-GLOBAL ID
201901014306878006
researchmap Member ID
B000354323

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哲学/美学研究をしている大学院生です。専門は現代英語圏の美学・芸術哲学(いわゆる分析美学)。

批評、ジャンル、意味、価値などに関心があります。好きな芸術形式は映画。

芸術のカテゴリーと制度についての博士論文を執筆中。仮題は Categorizing Art です。芸術鑑賞や批評において、カテゴリー(ジャンル、形式、様式、メディアなど)が果たす役割については広く認識されていますが、そもそもカテゴリーとはなにか、どのような構造を持ち、いかにして鑑賞上・批評上の役割を担うのか。本論文では、「制度」の概念を切り口として、カテゴリーの諸問題に取り組んでいます。中心となるアイデアは、Sen (2022)で発表しました。

修士論文はKendall Waltonの写真論について書きました。Waltonによれば写真は「透明」であり、写真を通して対象xを見る経験は、透明でない絵画を通してxを見る経験よりも、対面で直接xを見る経験の方に類比的だとされます。Waltonは写真の透明性テーゼを支持することで、絵画にはない写真ならではの情動喚起能力を説明しようとしていますが、修士論文ではたとえ写真の透明性が言えるとしても、そこから特別な情動喚起能力への橋渡しに際してWaltonは失敗していると論じています。

分析美学第一世代をちゃんと読む会」というオンライン勉強会を主催しています。Monroe Beardsley、Frank Sibley、George Dickieらが活躍していた分析美学初期の動向に関心があり、翻訳にも携わっています。

論文レジュメ、研究ノートなどをブログにあげています[1][2]。まれに商業誌で音楽や映画の批評も書いています。


Research History

  1

Papers

  6

Misc.

  10

Presentations

  10

Books and Other Publications

  10

Teaching Experience

  1

Committee Memberships

  1