講演・口頭発表等

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2022年5月28日

美的に良いものはなにゆえ良いのか:モンロー・ビアズリー再読

応用哲学会第十四回年次研究大会
  • 銭 清弘

開催年月日
2022年5月28日 - 2022年5月29日

芸術作品、風景、家具、レジャーなど、われわれの身の回りにある多くの事物には美的価値があり、美的価値はわれわれになんらかの行為をする美的理由を与える。ある絵画を展示したり、ある景色を求めて足を運んだり、ある洋服を選んで着るのは、部分的にはそこに美的価値があるからだ。
美的価値、美的理由、美的規範に関しては近年盛んに論じられているが、その中心には「快楽主義」なる立場への見直しがある。美的快楽主義によれば、(1)美的価値を持つものとは、それに関与する者に美的快楽を与えられるものであり、(2)われわれは快楽を求めており、(3)ゆえに美的価値はわれわれに行為の理由を与える。このエレガントな説明は当のトピックにおいて長らくデフォルトの理論であってきたが、これに対抗し、快楽主義では美的実践を説明しきれないとする論者が現れてきた。
本発表では、当のトピックにおけるモンロー・ビアズリーの位置づけを再考しつつ、彼の主張のうち、いまだ十分に検討されていないアイデアを取り上げる。

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