2019年4月 - 2021年3月
海洋レーダを用いた津波減災技術の構築~警報解除および激甚被災地探索の迅速化~
日本学術振興会 科学研究費助成事業 研究活動スタート支援 研究活動スタート支援
津波警報の信頼性向上や激甚被災地の探索技術を開発するためには,津波の観測体制を充実させることが重要である.そこで,本研究では,新たな津波観測技術として期待されている海洋レーダを用いて,津波波峰を推定する手法を検討し,南海トラフ巨大地震津波を対象としてその精度を検証した.南海トラフでのMw9.1,8.6の津波波源を初期条件として津波伝播計算を実施し,海洋レーダで観測される視線方向流速分布から津波波峰推定を実施した.その結果,波峰の位置は良好に推定でき,波峰の水位は-20%から10%の誤差範囲で推定できることを明らかにした.
- ID情報
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- 課題番号 : 19K21085
- 体系的課題番号 : JP19K21085
この研究課題の成果一覧
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講演・口頭発表等
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the AOGS 16th Annual Meeting 2019年8月