2017年10月28日
地域密着型サービスにおけるケア人材の育成とBSCー小規模多機能型居宅介護を対象にした大規模調査からー
日本医療バランスト・スコアカード研究学会第15回学術大会
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- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 口頭発表(一般)
- 開催地
- 東京
小規模多機能型居宅介護において、財務関連の指標と介護職員の心理指標がともに良好な事業所における人材育成の取り組み状況を明らかにし、地域密着型サービスにおけるBSCの方向性について検討することを目的として、全国から無作為抽出され調査協力の得られた86事業所719名の介護職員を対象に質問紙調査を実施した。高業績(高い要介護度、登録率)な事業所を所属する職員のバーンアウトの高低で比較したところ、バーンアウトの低い事業所では、初期研修から人材育成、地域支援などの教育が行われていること、ビジョン共有のためのミーティングおよび事例検討会の頻度が高いことが示された。地域包括ケアにおいては財務の視点のみならず成長と学習の視点、特に地域に貢献できる人材の育成を目指すことが重要であることが考察された。