2007年
Simplified evaluation of compressive strength of corroded steel plates
Doboku Gakkai Ronbunshuu A
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- 巻
- 63
- 号
- 1
- 開始ページ
- 43
- 終了ページ
- 55
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.2208/jsceja.63.43
- 出版者・発行元
- Japan Society of Civil Engineers
正弦波で単純モデル化した仮想的腐食形状および実腐食形状を有する周辺単純支持の鋼板に対する数値シミュレーションにより,様々な腐食形状が残存圧縮性能に与える影響について検討した.その結果,腐食鋼板の圧縮強度は断面積の減少により著しく低下すること,応力伝達軸方向のみならずその直交方向の板厚分布も耐荷力に大きく影響することが明らかとなった.数値シミュレーション結果に基づき,応力伝達軸方向,およびその直交方向の板厚分布を考慮して,任意の腐食性状を有する鋼板の実用的な圧縮強度推定法を提案した.一方,腐食に伴う減厚による板厚中心の偏心の影響について検討を行ったが,今回用いた板厚分布においては最大で10%程度の耐荷力変動であり,種々の耐荷力評価式による推定値のばらつきの範囲であり,大きく影響しないことがわかった.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.2208/jsceja.63.43
- ISSN : 1880-6023
- CiNii Articles ID : 120005343731