2015年
補強を有するFRP歩道橋の振動特性推定とFEモデル構築
土木学会論文集A2(応用力学)
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- 巻
- 71
- 号
- 2
- 開始ページ
- I_841
- 終了ページ
- I_848
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.2208/jscejam.71.I_841
- 出版者・発行元
- 公益社団法人 土木学会
本研究では,FRP歩道橋の振動使用性を検証するため,加振実験から得た時系列データをもとに振動特性の推定を行う.また,気温変化が振動特性に及ぼす影響についても検討を行う.得られた加速度データに多次元ARモデルを適用し,推定された固有振動数からStabilization Diagram (SD)やStability Criteria (SC)を用いて,安定度の高い振動特性を抽出し,日常的使用に際しては使用性に問題がないことを確認した.また,気温変化により固有振動数が変化することを確認した.さらに,対象橋梁の固有振動解析の結果から,FRPのような軽量で高い強度を持つ材料を主材料とするトラス歩道橋の格点部補強による全体振動特性への影響が大きいことが分かった.格点部補強したFRP橋梁のFEモデル化には,補強による剛性の変化を正しく考慮する必要があることを示した.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.2208/jscejam.71.I_841
- ISSN : 2185-4661
- CiNii Articles ID : 130005128876