長谷川 修一

J-GLOBALへ         更新日: 19/06/12 18:10
 
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研究者氏名
長谷川 修一

プロフィール

 古代イスラエル史を中心とした、オリエント世界の歴史を文献史学・考古学の成果の両方を踏まえて研究しています。文献史料の中心となるのは旧約聖書とアッシリア王碑文、そして北西セム語の碑文です。紀元前1千年紀を主眼に置きつつ、その前後の時代にも目を向けています。
 また、旧約聖書の歴史思想やアッシリア王碑文の歴史叙述にも関心があります。旧約聖書の記述の中から、それを記した人々が過去をどう理解し、当時の「現代」あるいは「未来」にどう活用しようとしたのか、分析を進めています。アッシリア王碑文との比較などから、古代オリエント世界の歴史叙述や歴史思想について研究しています。
 夏にはイスラエルの発掘に参加し、モノから過去の社会を考えることも大切にしています。現在かかわっているのはイスラエルのテル・レヘシュの発掘調査です。そこでは前期青銅器時代からローマ時代までの長い間、人が暮らしていました。私の関心は北イスラエル王国滅亡後、ペルシア時代にいたるまで、この地域において物質文化がどのように変容したか、という点にあります。文献が乏しいこの地域のこの時代、物質文化から文化変容の実態に迫り、アッシリアやバビロニア、ペルシアの支配形態の実態に迫れればと考えています。
 古代地中海全域における石臼の交易と石臼の形態の変化、またロドス島で製作されたアンフォラの分布とその定量の地域ごとの変遷などを追いかけ、地中海地域における交易活動の実態も研究しています。