2019年4月 - 2021年3月
細菌進化の最適変異率の理論予測と実験検証
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究 若手研究
- 課題番号
- 19K16114
- 体系的課題番号
- JP19K16114
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
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- (総額)
- 4,160,000円
- (直接経費)
- 3,200,000円
- (間接経費)
- 960,000円
- 資金種別
- 競争的資金
本研究は、細菌の突然変異率と進化能とのトレードオフ関係を実証・理解することを試みた。様々な変異率の大腸菌を増殖阻害剤添加環境で適応進化させ、その動態を観察することで進化能の違いを定量した。進化実験の材料として、大腸菌のDNA修復遺伝子を破壊させて様々な変異率を持つ大腸菌株を準備した。その結果、野生型に比べて数十~数百倍の変異率を持つ菌株の獲得に成功した。そしてこれらの菌株の増殖速度を測定し、高変異率化がもたらす増殖阻害効果を明らかにした。また全自動実験進化システムを駆使して多種の増殖阻害剤を用いた実験進化を行った。そして、変異率に対する進化能のピークを実験的に観察することに成功した。
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 19K16114
- 体系的課題番号 : JP19K16114