基本情報

所属
一橋大学 法学研究科
日本学術振興会 特別研究員(PD)
学位
学士(2014年3月 東京大学文学部)
修士(2016年3月 東京大学人文社会科学研究科)
博士(文学)(2021年3月 東京大学人文社会系研究科)

連絡先
shigaku.nogamigmail.com
J-GLOBAL ID
201901016877029254

哲学の研究をしている。「分析哲学」と分類される研究が多いものの、現在は道徳・政治哲学史(Hobbes, Locke, Hume, Rousseau, Kant, J. S. Mill)にも少なからぬ関心をもっている。主な研究関心は以下の通り。


認識論

  1. くじのパラドクス(cf. Hawthorne 2004)の分析。
  2. 論理学の規範性(特にJ. MacFarlaneによって定式化された架橋原理)と認識論(特に内在主義と知識閉包)との関係についての分析。(論文「認識論と論理の規範性」(2019)、発表原稿‘Epistemic closures and the normativity of logic’(2018, 2019)および'Normativity of logic, Deflationary theory of truth, and explosion'(2018)参照。)。
  3. 社会認識論(social epistemology)、とりわけ形式認識論(formal epistemology)の手法を用いるもの。意見の不一致(peer disagreement)と一致の認識論的意義。(博士論文「道徳懐疑論研究」第2章、第3章)一致に関しては、証言論や陪審定理周辺にとくに関心をもっている。
  4. 知識の実践性。行為に知識を基けることができるというアイデア(Hawthonre 2004, Stanely 2005, Fantle & McGrath 2009)が認識論においてどのような帰結をもつかに関心をもっている。博士論文(第1章)では、知識の実践性から要求される認識的確率の閾値を導出し、道徳認識論に対する帰結を追跡している。
  5. 可謬主義(fallibilism)。とりわけ、知識閉包と知識の実践性に関して。
  6. 無限主義(inifinitism)。

 

メタ倫理学・倫理学:「道徳は理論的に正当化可能か」、「我々が道徳をもつことは合理的か」、「もし道徳をもつことが合理的でないとすればそこからどのような帰結が導かれるか」といった問いに関心をもっている。

  1. 道徳虚構主義と道徳廃絶主義の論争の検討。(論文「道徳についての選択的虚構主義」(2020)参照。)博士論文の主要テーマ(第5章)。
  2. 真理についてのデフレ主義とメタ倫理学の諸理論の関係の検討(一部は論文「メタメタ倫理学」(2018)参照。)
  3. 真理多元主義(C. Wright, Lynch)によって道徳実在論を擁護する試みの批判。(発表原稿「構成主義的真理観の問題」(2019)参照。)博士論文の副次的テーマ(第4章)。
  4. 古典的政治哲学、とくにHobbesのゲーム理論的分析(cf. Hampton 1986, Kavka 1986)。より一般に、国家の正当化および政治的責務に関する問題。
  5. 規則功利主義(Brandt 1979, Hooker 2000)のメタ倫理学方面からの(ある種の)擁護。

 

形而上学・メタ形而上学

  1. 形而上学の一部で行われる、(普遍者、可能世界、トロープなどの)理論的対象の措定による「説明」という方法には原理的な問題があることを論証すること。(論文「ルイス的実在論による様相の還元的説明について」(2017)、発表原稿「形而上学における理論的対象」(2018)参照。)
  2. 様相についての錯誤論。
  3. David Lewisの仕事の整理と紹介。特に可能世界論とその上に構築された反事実条件文の意味論、因果論、フィクション論、認識論の整理と紹介(『デイヴィッド・ルイスの哲学』参照。)

経歴

  5

委員歴

  1

論文

  8

書籍等出版物

  3

講演・口頭発表等

  12

MISC

  5

所属学協会

  3

共同研究・競争的資金等の研究課題

  1