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2013年12月14日

事象関連磁場応答に基づく呈示様式の異なるスタンバーグ記憶課題遂行中の複数皮質の活動

電子情報通信学会技術研究報告. NC, ニューロコンピューティング
  • 川合 博己
  • ,
  • 奥畑 志帆
  • ,
  • 夏川 浩明
  • ,
  • 小林 哲生

113
374
開始ページ
23
終了ページ
28
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
一般社団法人電子情報通信学会

本研究では,スタンバーグ課題中の記憶維持及び検索期間におけるメモリセット呈示様式(同時・継次)の影響をfMRI-MEG統合解析により検討した.方法としてfMRIのグループ解析で得られた賦活位置を個人脳に投影した位置情報を制約条件として204センサで計測された事象関連磁場応答に対し,再構成波形を導出した.その結果,維持期間において,初期の視覚関連反応に呈示様式の差が示されたが,左中心後回に両呈示様式に共通する活動が認められた.検索期間においては右頭頂において呈示様式共通の活動が認められた.これらの領域が記憶維持・検索を担う可能性とともに,メモリセット呈示様式は高次な記憶過程には影響を与えない可能性を示した.

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/110009903610
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10091178
ID情報
  • ISSN : 0913-5685
  • CiNii Articles ID : 110009903610
  • CiNii Books ID : AN10091178
  • identifiers.cinii_nr_id : 1000040175336

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