原子力機構FRSにおける単色中性子校正場の開発
5th International Symposium on Radiation Safety and Detection Technology (ISORD-5)
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- 開催年月日
- 2009年7月
- 記述言語
- 英語
- 会議種別
- 国・地域
- 日本
原子力機構放射線標準施設棟では、4MVペレトロン加速器を利用して8keVから19MeVまでの単色中性子校正場を開発している。これらの場は、さまざまな放射線防護用中性子線量計の校正を目的としている。これまでに、8, 27, 144, 250, 565keV及び1.2, 2.5, 5.0, 14.8MeVのエネルギーの校正場が完成し、機構内外に共用されている。中性子エネルギーは、BC501A検出器又はリチウムガラスシンチレーション検出器を用いて飛行時間法で精密に決定された。中性子フルエンスは、リチウムガラスシンチレーション検出器,ポリエチレンラジエータ付半導体検出器,反跳陽子カウンターテレスコープ及びボナー球を用いて精度よく決定された。8及び27keVを除く場では、1000から7000cm$^{-2}$s$^{-1}$の最大フルエンス率が得られ、中性子線量計の校正には十分であることが評価された。8及び27keV中性子場については、70及び110cm$^{-2}$s$^{-1}$のフルエンス率であったが、比較的感度が高い線量計の校正には十分であると評価された。