2016年4月 - 2019年3月
ギャップ結合による血管内皮細胞の物性制御とその役割
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本研究課題は、炎症時における血管内皮細胞の弾性率(硬さ)の変化について原子間力顕微鏡を用いて解析し、さらに細胞の硬さが持つ病態生理学的役割を明らかにすることを目的として行った。これまで我々は、炎症刺激時に血管内皮細胞が硬化することを見出してきた。本研究では、この細胞硬化の機構に細胞間ギャップ結合が関与することを明らかにし、さらに細胞の硬化が白血球の接着を誘導する可能性を示した。これらの結果から血管内皮細胞の硬さが有する役割の一端を解明した。
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- 課題番号 : 16K09513
- 体系的課題番号 : JP16K09513