2017年
鉄道の相互乗り入れによる従事員のコミュニケーションエラー
労働安全衛生研究
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- 巻
- 10
- 号
- 2
- 開始ページ
- 97
- 終了ページ
- 107
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.2486/josh.JOSH-2017-0003-GE
- 出版者・発行元
- 独立行政法人 労働安全衛生総合研究所
<p>鉄道が相互乗り入れを行うことで発生すると考えられる,従事員同士のコミュニケーションエラーについて,鉄道会社に勤務する従事員にアンケートを実施し,各鉄道会社へ運転用語の調査や,シミュレーション実験を通じて,実際のエラー発生の傾向などを分析した.この結果,意味は同じでありながら,独自の鉄道用語が存在することが認められた.また,シミュレーション実験では,多くの鉄道会社で用いられている確認方法である「復唱」と「確認会話」を用いて,お互いの理解度の違いを検証したところ,「確認会話」を用いた場合は,「復唱」と比較して正答率が向上していたことから,「確認会話」が相互間の理解促進に一定の効果があることが認められた.</p>
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.2486/josh.JOSH-2017-0003-GE
- ISSN : 1882-6822
- J-Global ID : 201702271988467892
- CiNii Articles ID : 130006107503
- identifiers.cinii_nr_id : 9000241690867