MISC

2020年4月

がんの浸潤・転移を促進させるepithelial membrane protein 1の分子作用機構

生化学
  • 清水 昭男
  • ,
  • 扇田 久和

92
2
開始ページ
216
終了ページ
219
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(公社)日本生化学会

著者らは癌の浸潤・転移の分子機構を研究するにあたり、癌細胞が基底膜を超えて周辺組織に浸潤した際に生じる癌細胞と間質細胞の接触に焦点を当てた。前立腺癌細胞とその間質細胞との接触をモデル化した実験系により、癌細胞で発現が有意に増加する分子としてepithelial membrane protein 1(EMP1)を同定した。EMP1同定の経緯と、EMP1が癌細胞の浸潤転移を更新する細胞内シグナル伝達機構を紹介した。

ID情報
  • ISSN : 0037-1017
  • eISSN : 2189-0544
  • 医中誌Web ID : 2020264203

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