酸解離型ジアミド系配位子を用いたNi(II), Co(II)の抽出特性評価
化学工学会第53回秋季大会
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- 開催年月日
- 2022年9月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 長野
- 国・地域
- 日本
NiやCoはリチウムイオン電池(LIBs)などの普及により更なる需要が見込まれる。一方でLIBsのリサイクル率は約10\%とかなり低く、今後LIBsの大量廃棄が予想されることからNi, Coの回収技術の確立が望ましい。本研究ではLIBsからのNi, Coの分離回収を行うため、新規抽出剤テトラオクチルニトリロ酢酸ジアセトアミド(TONAADA)によるNi, Co, Mn, Liの抽出実験を行い、分離性能を調査した。その結果、TONAADAはNi $>$ Co $>$ Mn $ >$ Liの順に選択的に抽出し、NiとCoに対して高い分離能力を示すことが明らかとなった。