2011年
高解像度型X線CTによるAEモルタル中の空隙構造の透視
土木学会論文集E2(材料・コンクリート構造)
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- 巻
- 67
- 号
- 3
- 開始ページ
- 351
- 終了ページ
- 360
- 出版者・発行元
- Japan Society of Civil Engineers
高解像度を実現するX線CTにより,AE剤やAE減水剤を使用したモルタルの空気量,空隙径の分布および気泡間隔などの空隙構造を三次元空間で定量化した.本研究では,マイクロフォーカスX線管を通じて,直径が12mmの普通モルタルおよびフライアッシュモルタルを透視した.そして,三次元空間に散在する空隙を1画素の寸法を12μmとして抽出し,この空隙を等価空隙球へ置換することで,空隙径分布を計算した.空気量を2水準に変化させたAEモルタルは,フライアッシュの有無にかかわらず,直径が40~50μmの空隙径をピークとして300μmにまで及ぶ空隙分布であること,さらに気泡間隔係数は113~137μmであることを明らかにした.また,そのときの耐凍害性を凍結融解試験結果から検証した.
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/130004559823
- ID情報
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- ISSN : 2185-6567
- CiNii Articles ID : 130004559823
- identifiers.cinii_nr_id : 9000258273540