2021年7月 - 2023年3月
マルチキナーゼ阻害剤としてのへリオキサンチン類縁体の作用機序と応用の可能性の探索
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的研究(萌芽)
本研究は、申請者らが骨形成促進剤として見出したヘリオキサンチン類縁体THの作用機序、標的分子を探索し、その応用の可能性の検証を目指した。ゲノムワイド解析・バイオインフォマティクス・ケモインフォマティクス・分子生物学・生化学的アプローチを駆使することで、有望な標的分子候補(キナーゼ)を取得した。さらに、THが当該分子を阻害することで、その下流分子の制御にも影響を与え、生物学的機能が発揮されることが示唆された。THの生物学的機能については、マウスの多能性幹細胞の幹細胞特性維持作用に関して検討したが、明確な効果は認められなかった。
- ID情報
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- 課題番号 : 21K19611
- 体系的課題番号 : JP21K19611