MISC

2012年1月

【救急・集中治療領域における感染症と予防対策】救急・集中治療と重症・劇症型感染症 重症・劇症型感染症に対する最新の治療戦略

化学療法の領域
  • 鈴木 泰
  • ,
  • 高橋 学
  • ,
  • 秋冨 慎司
  • ,
  • 遠藤 重厚

28
2
開始ページ
230
終了ページ
234
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(株)医薬ジャーナル社

重症感染症から重症敗血症、敗血症性ショックに移行すると重篤な病態となり、多臓器不全に陥り救命率が著しく低下してしまう。感染病巣への適切なアプローチと同時に、病態を早期に正しく把握する必要がある。2008年に改訂されたSurviving Sepsis Campaign Guidelines(SSCG)を施行することで死亡率の改善した報告があるが、臨床の現場ではSSCGだけでは救命できない重症症例があり、我々の施設でも積極的に施行している血液浄化法によるメディエーター対策が救命率向上に大きく寄与していると考える。また、新しい感染症重症度と省症早期から相関するpresepsin(soluble CD14 subtype)など、新しいバイオマーカーが確立されてきている。重症、劇症型感染症に対する血液浄化療法の施行例を提示し、今後のこの重篤な病態に対する治療法について検討する。(著者抄録)

リンク情報
J-GLOBAL
https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=201202289921619640
ID情報
  • ISSN : 0913-2384
  • ISBN : 9784753280629
  • 医中誌Web ID : 2012144228
  • J-Global ID : 201202289921619640

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