2019年6月 - 2021年3月
新規な銅含有酸素添加酵素の精密モデル化とそれを用いた多糖類の酸化的分解反応
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的研究(萌芽) 挑戦的研究(萌芽)
バイオマスの有効利用と言う観点から、新しく発見されたPolysaccharide Monooxygenase(PMO)が発見され注目されている。この酵素は活性中心に、ヒスチジン由来のイミダゾール基が二つと、ペプチドN-末端のアミノ基が配位した三配位構造(Histidine brace)を有し、分子状酸素を用いてセルロースのβ-1,4-グリコシド結合を酸化的に切断する。しかし反応機構の詳細は不明である。本研究では、PMO活性中心の精密なモデルを設計・合成し、Histidine brace構造の重要性や反応機構の詳細を明らかにし、それを用いた多糖類や不活性アルカンの触媒的酸化反応を開発した。
- ID情報
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- 課題番号 : 19K22201
- 体系的課題番号 : JP19K22201