2016年9月23日
カイラルらせん磁性体中のファン構造
日本物理学会講演概要集(CD-ROM)
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- 巻
- 71
- 号
- 2
- 開始ページ
- ROMBUNNO.13aJA‐4
- 終了ページ
- 1720
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.11316/jpsgaiyo.71.2.0_1720
- 出版者・発行元
- 一般社団法人 日本物理学会
<p>らせん磁性体には、最近接と次近接相互作用の競合に由来する対称型らせん磁性と、ジャロシンスキー・守谷相互作用に由来するカイラルらせん磁性体の二種類が存在する。らせん軸に垂直に磁場をかけた場合、対称型らせんでは右巻きと左巻きが交互に現れるファン構造が生成される。一方、DM相互作用によりらせんの巻き方向が一意に定められたカイラルらせん磁性体ではカイラルソリトン格子と呼ばれるスピン構造を生成し、ファン構造は実現されないと考えられてきた。しかしながら、今回我々はスピンの長さの空間変調を伴うファン構造が、転移点近傍の極小さな磁場中で現れうることを発見した。</p>
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.11316/jpsgaiyo.71.2.0_1720
- ISSN : 2189-079X
- J-Global ID : 201602263175483468
- CiNii Articles ID : 130006244348