共同研究・競争的資金等の研究課題

2021年10月 - 2024年3月

市民性教育化する歴史教育の国際的な新潮流:歴史認識のメタ認知を働かせ平和で民主的な社会形成を担う市民育成を目指して

広島大学・国立研究開発法人科学技術振興機構  広島大学創発的次世代研究者育成・支援プログラム  

担当区分
研究代表者
配分額
(総額)
1,700,000円
資金種別
競争的資金

(採択された申請書から引用)
グローバル化が進む現代社会では,歴史認識を巡る争いがより激化しており,自己の主張を強化するのではなく,メタ認知しながら対話的に議論していく資質・能力が求められています。こうした市民性の育成に向けた国際的な歴史教育の目標がOECD Future of Education and Skills 2030(通称OECD2030プロジェクト)の一環で策定されています。本研究は,OECD2030プロジェクトの目標を実現する具体策として,21世紀の市民性教育化する歴史教育の原点を築いた20世紀末のイングランドの歴史教育改革事業(通称CHATAプロジェクト)に着目します。CHATAプロジェクトでは,小学校・中学校段階の子どもたちが歴史学習を通して獲得する,多様な価値観を有する過去と対話する力,そうした異なる価値観をメタ認知する力,過去から学んだことを将来に生かす力について実証的に調査されています。そこで,こうした知見に基づき,自己の歴史的な見方・考え方をメタ認知する歴史学習の具体策を示唆し,暗記学習からの変革を本研究は目指していきます。

2021年度:上位フェロー(助成金:30万円)
2022年度:最上位フェロー(助成金:70万円)

リンク情報
URL
https://fellowship.hiroshima-u.ac.jp/next-gen/certified-students/

この研究課題の成果一覧

論文

  9

講演・口頭発表等

  12