2020年11月 - 2025年3月
視覚・聴覚・触覚・言語情報からの深奥質感認識の統一的理解
日本学術振興会 科学研究費助成事業 学術変革領域研究(A) 学術変革領域研究(A)
・研究代表者の西田らは、視覚と触覚の深奥質感処理の比較、および多感覚の深奥質感への情報統合を研究するために、まず、画像レンダリング用のGPUワークステーションや心理物理実験用の視覚刺激測定装置を購入した。また、人間が脳内に構築する外界モデルの特性を検討するために、質感情報(光学的特性)が他の成分(運動速度)の推定に与える影響の検討に着手した。
・研究分担者の堀内らは、実験関連部品の製作などに必要となる小型の3Dプリンタなどを購入すると共に、照明の多様性が表層質感に与える影響を解析し、実物の物理情報と知覚量の関係をモデル化する研究に着手した。
・研究分担者の上村らは、シミュレーション用のGPUを購入した。自然な音環境認識のために訓練された人工神経回路を聴覚系のモデルと見立て、音源の質感知覚に重要な特徴である振幅変調に着目し、変調への感度を、音認識で訓練した人工神経回路と人間で比較する研究に着手した。
・研究分担者の梶本らは、測定用のサーモカメラなどを購入するとともに、人工人肌に振動等を重畳することでテクスチャ感を変調する手法を高精度化し、幅広い人肌質感を再現する研究に着手した。
・研究分担者の坂本らは、実物-物理量-知覚量-感性言語(オノマトペ)を組み合わせた質感データベースの拡充を行うための準備として、合成皮革のサンプルデータセットの仕様を策定し業者に特注した。この作業が業者の都合で年度内完了が間に合わなかったために、翌年度に予算を繰り越し、令和3年9月に完了した。
・研究分担者の堀内らは、実験関連部品の製作などに必要となる小型の3Dプリンタなどを購入すると共に、照明の多様性が表層質感に与える影響を解析し、実物の物理情報と知覚量の関係をモデル化する研究に着手した。
・研究分担者の上村らは、シミュレーション用のGPUを購入した。自然な音環境認識のために訓練された人工神経回路を聴覚系のモデルと見立て、音源の質感知覚に重要な特徴である振幅変調に着目し、変調への感度を、音認識で訓練した人工神経回路と人間で比較する研究に着手した。
・研究分担者の梶本らは、測定用のサーモカメラなどを購入するとともに、人工人肌に振動等を重畳することでテクスチャ感を変調する手法を高精度化し、幅広い人肌質感を再現する研究に着手した。
・研究分担者の坂本らは、実物-物理量-知覚量-感性言語(オノマトペ)を組み合わせた質感データベースの拡充を行うための準備として、合成皮革のサンプルデータセットの仕様を策定し業者に特注した。この作業が業者の都合で年度内完了が間に合わなかったために、翌年度に予算を繰り越し、令和3年9月に完了した。
- ID情報
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- 課題番号 : 20H05957
- 体系的課題番号 : JP20H05957
この研究課題の成果一覧
絞り込み
書籍等出版物
1-
エヌ・ティー・エス 2023年5月 (ISBN: 9784860438326)
講演・口頭発表等
5-
香り・味と生体情報研究会 2024年2月19日
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第6回深奥質感領域班会議 2023年9月28日
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日本認知科学会第40回大会 2023年9月7日
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AAAI 2023 Spring Symposia 2023年3月27日
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東京大学福武ホール 2023年3月13日
社会貢献活動
2