2020年
ごみ焼却主灰に含まれる鉄系廃棄物に関する細分類調査
廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
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- 巻
- 31
- 号
- 開始ページ
- 309
- 終了ページ
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.14912/jsmcwm.31.0_309
- 出版者・発行元
- 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
最終処分場の延命及び資源リサイクルの観点から、本研究ではごみ焼却主灰に含まれている鉄系廃棄物を細分類し、ごみに含まれている鉄の由来を調査した。調査結果から、ごみ焼却主灰には約10%-20%の鉄が含まれていた。鉄系廃棄物の種類は83種類あるが、重量分布の上位の11種類のものが全体重量の90%以上を占めていたことから、上流側の分別収集による鉄系廃棄物の分離が可能だと思われる。数的にはねじ類が2055個/t-主灰で、全体数量の59.7%を占めていた。しかし、ねじ類がものの固定、連接に使われ、焼却前の分別は難しいと考えられた。各種類により鉄の濃度はばらつきはあるものの、多くが40-50%程度であり、一定の含有量であることが示唆された。一方で、棒状の鉄系廃棄物は、Cu含有率が高く、別のリサイクルを考える必要がある。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.14912/jsmcwm.31.0_309
- CiNii Articles ID : 130007948063
- CiNii Research ID : 1390849376473379968