2019年6月
大斜航・旋回状態における船体流体力モデル
日本船舶海洋工学会講演会論文集
ダウンロード
回数 : 903
- ,
- ,
- ,
- 巻
- 号
- 28
- 開始ページ
- 517
- 終了ページ
- 522
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)
本研究では,芳村の行ったPCC に対するものと同様な試験を,ばら積み船を対象に行う.この結果を基に船体流体力モデルを提案する.提案モデルでは,新たなパラメータとしてyaw rate angle が用いられる.これはU=0のときにr'が無限大となることを回避するため,r'に代わるものとして導入するものである. 本モデルの適用例として,風圧下におけるばら積み船の漂流シミュレーション計算を行う.計算結果は,風圧下で漂流する船の水槽試験結果8)や芳村の簡易crossflow drag モデルによるシミュレーション計算結果と比較する.それらを通じて,提案する船体流体力モデルの妥当性について述べる.