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2016年3月

荒天中の操船に関するシミュレータ実験 現行船とEEDI対応船との比較

船舶の最低主機出力に関するシンポジウム前刷
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  • 矢吹英雄
  • ,
  • 芳村康男
  • ,
  • 岡崎忠胤

開始ページ
67
終了ページ
76
記述言語
日本語
掲載種別
研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)

IMOのEEDI規制の最終段階に当たるPhase 3では,当該指数を現行レベルより30%削減することが要求されており,新たに建造される船舶の主機出力が小さくなることが想定される。これに関連し,現在IMOでは荒天下における操船性を現状通りに維持するための「暫定最低出力ガイドライン」を採択しているが,規制の強化に伴い主機出力が更に小さくなることが想定され,従来の操船法による荒天回避等が困難になることが考えられる。本論では,IMOのEEDI規制に伴う主機出力低減が操船に及ぼす影響を評価するための基礎資料を得るとの位置づけで,操船シミュレータ実験を行い,同一船型で現行の主機出力とした場合とEEDI Phase 3対応主機出力とした場合の荒天向い波における舵と主機の操作による船体運動制御の限界を比較検討した。なお,供試船は,船体に比べ主機の出力が比較的小さいBulkerと高出力の主機を搭載しているが風圧面積の大きいPCCとした。

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