講演・口頭発表等

2003年10月31日

狭帯域干渉がある直接スペクトル拡散(DS-SS)伝送における一般化選択合成Rake受信機の性能評価

電子情報通信学会技術研究報告. WBS, ワイドバンドシステム : IEICE technical report
  • RAHMAN Mohammad Azizur
  • ,
  • 佐々木 重信
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  • 周 杰
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  • 村松 正吾
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  • 菊地 久和

記述言語
英語
会議種別
口頭発表(一般)

直接スペクトル拡散(DS-SS)伝送における一般化選択合成(GSC)Rake受信機について,狭帯域干渉が受信特性に与える影響について解析した。特に,一定の複雑さを持つRake受信機において,狭帯域干渉が最適拡散帯域幅に与える影響を評価した。また直接拡散型超広帯域(DS-UWB)伝送についても同様の検討を行った。通信路モデルは,独立なレイリー分布を有するマルチパスフェージング通信路とし,電力遅延プロファイル(PDP)としては,DS-SS伝送ではフラットPDF,DS-UWB伝送では指数減衰型PDPを仮定した。干渉のある環境におけるシステムパラメータと信号対干渉電力比(P/J)に対する誤り率特性の式を導出した。雑音のみの環境においてビット誤り率(BEP)を最小にするよう設計された最適GSC-Rake受信機は,干渉が入った場合準最適に動作することが,DS-SS,DS-UWB双方の場合について確認できた。特にDS-UWB伝送で,指数減衰型PDPを有する通信路の場合,狭帯域干渉の影響が大幅に少なくなることがわかった。

リンク情報
URL
http://ci.nii.ac.jp/naid/110003174029