論文

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2014年8月

冗長変換とその画像復元応用

日本画像学会誌
  • 村松 正吾

53
4
開始ページ
290
終了ページ
300
記述言語
日本語
掲載種別
研究論文(学術雑誌)
DOI
10.11370/isj.53.290

本稿では,画像のスパース表現のための冗長変換について概説する.スパース表現とは,与えられた信号を少ない数のベクトル,数列,或いは関数の線形結合により表現することを意味する.この表現は,信号モデリングに利用され,信号推定や復元,特徴抽出など多くの応用で有効性が確認されている.より良いスパース表現を得るためには,適切な信号変換の選択が必要不可欠である.本稿ではまず,スパース表現に有効な信号変換の性質として冗長性を取り上げる.次に,スパース表現の問題設定とその解法について解説する.さらに,冗長変換を利用した画像復元の応用例を示す.また,画像処理に適した変換の性質を整理し,冗長変換の設計法として辞書学習法を紹介する.最後に,関連する研究動向をまとめる.

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.11370/isj.53.290
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130004678693
ID情報
  • DOI : 10.11370/isj.53.290
  • ISSN : 1344-4425
  • CiNii Articles ID : 130004678693

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