共同研究・競争的資金等の研究課題

2018年6月 - 2023年3月

世界一の確度をもつ過去200年間の沈着エアロゾルのデータベース創成と変遷解明

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(S)
  • 飯塚 芳徳
  • ,
  • 植村 立
  • ,
  • 関 宰
  • ,
  • 的場 澄人
  • ,
  • 大島 長
  • ,
  • 服部 祥平
  • ,
  • 藤田 耕史
  • ,
  • 大野 浩

課題番号
18H05292
配分額
(総額)
191,100,000円
(直接経費)
147,000,000円
(間接経費)
44,100,000円

本研究の目的は1)高涵養量のためエアロゾルが変質を受けない特別な地域でアイスコアを掘削し、世界で最も確度の高い過去200年間のエアロゾルのデータベースを公開すること、2)アイスコアの最新の分析技術を駆使し、過去200年間のエアロゾルの変遷をもたらした大気化学プロセスを解明することである。これらの成果は確度の高いデータベースの提供することで環境変動予測の高度化に寄与し、その結果としてIPCCなどグローバルな環境政策に貢献する。
2018年度は7月の採択後、計画の通りに2020年春の掘削に向けたロジスティクスの準備をした。2019年度内にベースキャンプとなるグリーンランドタシーラクへの輸送を完了させるため、ロジスティクス会社の選定・交渉をした。その結果、タシーラクから現地へのヘリコプターオペレーションを含む、2019年度・2020年度のロジスティクスプランを構築した。掘削に必要な物資の調達を始めており、これは2019年度も引き続き続けていく。あわせて、掘削に必要な掘削機の手配を始めた。
2018年11月に共同研究者(分担者及び連携研究者)を集めて、研究集会を開催した。濃密な議論を行い、計画書では250mとしていたアイスコア掘削を300mと目標設定を高めることとなった。かなりチャレンジングな目標設定ではあるが、これは共同研究者らがこのアイスコア掘削プロジェクトに対する期待の大きさの裏付けともいえる。2019年度、期待に沿えるよう全力を尽くし、掘削準備を続けていく。
2015年に採取した90mのアイスコアを用いた成果公開を続けた。2018年度は有機エアロゾルであるレボグルコ酸が森林火災の指標になることなどの成果を国際紙で公開した。

リンク情報
Kaken Url
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-18H05292/18H05292_saitaku_gaiyo_ja.pdf
Kaken Url
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-18H05292/18H05292_saitaku_shoken_ja.pdf