若林正吉 (Shokichi Wakabayashi) - マイポータル

基本情報

所属: 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構農業環境研究部門　土壌環境管理研究領域主任研究員

学位: 博士号（農学）(筑波大学)

J-GLOBAL ID: 201601015679005872
researchmap会員ID: B000259943

専門分野は土壌生成・分類学、土壌肥料学、文化土壌学。荒川流域で数百年にわたり行われていた伝統的な客土農法「ドロツケ」による土壌変化プロセスの研究で博士号を取得。その後9年間、土壌から農作物への放射性セシウムの移行量を推定・低減させるための手法の研究に携わってきました。現在は、農業環境情報の整備と土壌管理技術の評価に関わる研究に従事しています。

研究キーワード

研究分野

ライフサイエンス / 植物栄養学、土壌学 / 土壌学

経歴

2024年4月 - 現在

農研機構農業環境研究部門, 土壌環境管理研究領域, 主任研究員
2022年4月 - 2024年3月

農研機構本部, 理事長室, 主任研究員
2016年4月 - 2022年3月

農研機構東北農業研究センター, 農業放射線研究センター, 研究員
2013年4月 - 2016年3月

農研機構中央農業総合研究センター, 土壌肥料研究領域, 任期付研究員
2012年8月 - 2013年3月

農業環境技術研究所, 農業環境インベントリーセンター, 農環研特別研究員

学歴

2009年4月 - 2012年7月

筑波大学, 生命環境科学研究科, 生物圏資源科学専攻
2007年4月 - 2009年3月

筑波大学, 生命環境科学研究科, 生物資源科学専攻
2003年4月 - 2007年3月

筑波大学, 第二学群, 生物資源学類

委員歴

受賞

2012年9月

日本土壌肥料学会2012年度鳥取大会ポスター賞

若林正吉
2011年8月

日本土壌肥料学会2011年度つくば大会ポスター賞

若林正吉

主要な論文

Effectiveness of non-exchangeable potassium quantified by mild tetraphenyl‑boron extraction in estimating radiocesium transfer to soybean in Fukushima

Shokichi Wakabayashi, Tetsuya Eguchi, Atsushi Nakao, Kazuki Azuma, Shigeto Fujimura, Katashi Kubo, Masaaki Saito, Hisaya Matsunami, Junta Yanai

Science of The Total Environment 820(10) 153119-153119 2022年1月査読有り筆頭著者責任著者
Evaluation of ¹³⁷Cs ageing by dynamics of ¹³⁷Cs/¹³³Cs ratio in Andosol paddy fields with/without potassium fertilizer application

Shokichi Wakabayashi, Shigeru Takahashi, Hisaya Matsunami, Shioka Hamamatsu, Mayumi Hachinohe, Nobuharu Kihou, Noriko Yamaguchi

Journal of Environmental Radioactivity 218 2020年7月査読有り筆頭著者責任著者
17世紀の会津地方における土壌の分類評価—『会津農書』と土地帳の比較—

若林正吉

日本土壌肥料学雑誌 91(6) 426-436 2020年査読有り筆頭著者責任著者
Influence of flooding on exchangeability and release of stable and radioactive cesium in contaminated paddy soil

Shokichi Wakabayashi, Sumio Itoh, Shigeru Takahashi

SOIL SCIENCE AND PLANT NUTRITION 63(2) 110-118 2017年査読有り筆頭著者責任著者
Influence of water management and fertilizer application on Cs-137 and Cs-133 uptake in paddy rice fields

Shokichi Wakabayashi, Sumio Itoh, Nobuharu Kihou, Hisaya Matsunami, Mayumi Hachinohe, Shioka Hamamatsu, Shigeru Takahashi

JOURNAL OF ENVIRONMENTAL RADIOACTIVITY 157 102-112 2016年6月査読有り筆頭著者責任著者
Chronology of anthropedogenesis in the Omiya tableland, Japan, based on a 14C age profile of humic acid

Wakabayashi, Shokichi, Matsuzaki, Hiroyuki, Miyairi, Yosuke, Asano, Maki, Tamura, Kenji

SOIL SCIENCE AND PLANT NUTRITION 58(6) 737-749 2012年査読有り筆頭著者責任著者
火山灰土畑改良のための沖積土客土「ドロツケ」に関する文化土壌学的研究 (遺跡土壌と古環境)

若林正吉, 田村憲司

地球環境 16(2) 99-106 2011年査読有り筆頭著者
大宮台地における伝統客土「ドロツケ」による人為的土壌生成とその農業的意義

若林正吉, 田村憲司, 小野信一, 六本木和夫, 東照雄

日本土壌肥料学雑誌 81(6) 573-583 2010年査読有り筆頭著者責任著者

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MISC

自分事として土をとらえる感性を育むために～「土壌教育はなぜ必要なのか」を考える～

浅野陽樹, 平井英明, 和穎朗太, 久馬一剛, 藤間充, 若林正吉, 陽捷行, 赤羽幾子, 森圭子, 浅野眞希

日本土壌肥料学雑誌 94(5) 419-436 2023年10月査読有り招待有り
水田の放射性セシウム移行性を示す指標としての交換性放射性セシウムと非交換性カリの比較

若林正吉, 藤村恵人, 江口哲也, 中尾淳, 矢内純太

日本土壌肥料学会講演要旨集(Web) 69 2023年
土壌教育の国際ガイドラインの理念と内容はこれだ！—持続可能な社会の創り手の育成に向けて—

平井英明, 赤羽幾子, 森圭子, 藤間充, 浅野眞希, 浅野陽樹, 若林正吉

日本土壌肥料学雑誌 93(5) 321-331 2022年10月招待有り
機械学習を用いた福島県内農地土壌中非交換性カリ含量の空間分布推定-教師データ拡充の効果と除染後農地に対する適用可能性-

矢ヶ崎泰海, 中山秀貴, 若林正吉, 若林正吉, 中尾淳, 藤村恵人, 安達祐介, 矢内純太

日本土壌肥料学会講演要旨集(Web) 68 2022年
単一反射法とフルパターンフィッティング法による鉱物定量技術の農耕地土壌への応用

東和喜, 中尾淳, 若林正吉, 藤村恵人, 矢ヶ崎泰海, 松波寿弥, 矢内純太

日本土壌肥料学会講演要旨集(Web) 67 2021年
TPB法と熱硝酸法の非交換性カリ抽出特性の違い

若林正吉, 江口哲也, 中尾淳, 東和喜, 藤村恵人, 久保堅司, 矢内純太

日本土壌肥料学会講演要旨集(Web) 67 2021年
玄米への放射性Cs移行評価手法としての非交換性カリの定量法の検討

若林正吉, 江口哲也, 黒川耕平, 中尾淳, 藤村恵人, 松波寿弥, 矢内純太

日本土壌肥料学会講演要旨集(Web) 66 2020年
粉末X線回折法による土壌鉱物同定と非交換態K含量推定への応用

東和喜, 中尾淳, 若林正吉, 藤村恵人, 矢ヶ崎泰海, 松波寿弥, 矢内純太

日本土壌肥料学会講演要旨集(Web) 66 2020年
土壌の放射性Cs移行性を評価するための非交換性カリ定量法の検討-水稲,ダイズ作における3手法間の比較-

若林正吉, 江口哲也, 黒川耕平, 中尾淳, 藤村恵人, 矢ヶ崎泰海, 木田義信, 久保堅司, 松波寿弥, 矢内純太

日本土壌肥料学会講演要旨集(Web) 66 2020年
同位体比分析により土壌中における¹³⁷Csのエイジングの進行速度を評価できる

若林正吉, 高橋茂, 松波寿弥, 濱松潮香, 八戸真弓, 木方展治, 山口紀子

東北農業研究成果情報(Web) 2020 2020年
同位体比分析により土壌中における¹³⁷Csのエイジングの進行速度を評価できる

若林正吉, 高橋茂, 松波寿弥, 濱松潮香, 八戸真弓, 木方展治, 山口紀子

農研機構東北農業研究センター成果情報(Web) 2020 2020年
K減肥水田土壌での放射性Csの玄米への移行抑制に必要な非交換態K量の検討

黒川耕平, 中尾淳, 江口哲也, 若林正吉, 藤村恵人, 松波寿弥, 矢内純太

日本土壌肥料学会講演要旨集(Web) 65 2019年
土色にまつわる分類名称の課題

若林正吉

ペドロジスト 63(2) 59-60 2019年
ペドロジー学会主催企画「プチ巡検2」開催報告

井上弦, 前島勇治, 若林正吉, 上山紀代美, 竹迫紘, 隅田裕明

ペドロジスト 63(1) 51-54 2019年
Soils within Cities—Global approaches to their sustainable management M.J. Levin, K.-H.J. Kim, J.L. Morel, W. Burghardt, P. Charzyński, R.K. Shaw, IUSS Working Group SUITMA 編 17×24 cm, iv+253頁，29.90ユーロ Schweizerbart Sche Vlgsb, 2017年1月発行

若林正吉

日本土壌肥料学雑誌 88(6) 584-584 2017年
包括的土壌分類第1次試案に基づいた1/20万日本土壌図

小原洋, 髙田裕介, 神山和則, 大倉利明, 前島勇治, 若林正吉, 神田隆志

農業環境技術研究所報告 = Bulletin of National Institute for Agro-Environmental Sciences (37) 133-148 2016年3月査読有り
黒ボク土水田における放射性セシウム,安定セシウムの1M酢安抽出量の年次推移

若林正吉, 高橋茂, 伊藤純雄, 松波寿弥, 濱松潮香, 八戸真弓, 木方展治, 山口紀子

日本ペドロジー学会大会講演要旨集 2016 2016年
日本ペドロジー学会2016企画・ワンポイントセミナー参加報告

若林正吉

ペドロジスト 60(1) 44-45 2016年
協調世界土壌データベース(HWSD)トレーニングワークショップに参加して(国内外情報)

若林正吉

日本土壌肥料学雑誌 84(3) 239-239 2013年
森林立地学会現地研究会「海岸林と立地環境-海岸砂丘から森林まで-」

若林正吉

森林立地 52(2) 95-98 2010年

書籍等出版物

Anthropogenic Soils in Japan

Shokichi Wakabayashi (担当:分担執筆, 範囲:Soil Dressing with Alluvial Soil Materials: “Dorotsuke”)

Springer Singapore 2019年
農業技術大系土壌施肥編

若林正吉 (担当:分担執筆, 範囲:河川堆積物の肥料利用−大宮台地の伝統的客土「ドロツケ」を例に)

農山漁村文化協会 2014年

講演・口頭発表等

健康（health）というメタファーは土壌への認識に何をもたらすか？

若林正吉

日本土壌肥料学会2024年度福岡大会 2024年9月3日
Anthropogenic soils formed by centuries-long soil dressing “Dorotsuke” on Andosols in Japan

Shokichi Wakabayashi, Kenji Tamura

7th International Soil Classification Congress
大宮台地の伝統客土「ドロツケ」によって形成された人為土壌の地理的差異とWRB 分類上の位置づけ

若林正吉, 田村憲司

日本ペドロジー学会2023年度大会講演要旨集 2023年11月18日
水田の放射性セシウム移行性を示す指標としての交換性放射性セシウムと非交換性カリの比較

若林正吉, 藤村恵人, 江口哲也, 中尾淳, 矢内純太

日本土壌肥料学会2023年度愛媛大会 2023年9月12日
自分のルーツと土との関りを考える地名から触れる先祖達の土へのまなざし

若林正吉, 藤間充

日本土壌肥料学会2022年度東京大会（シンポジウムII自分事として土をとらえる感性を育むために～「土壌教育はなぜ必要なのか」を考える～ 2022年9月15日
8-1-6 機械学習による土壌特性値空間分布の推定－放射性セシウム移行モデルの広域適用に向けて－（8-1 環境保全 2020年度岡山大会）

矢ヶ崎泰海, 若林正吉, 藤村恵人, 永田修, 山口紀子

日本土壌肥料学会講演要旨集 2020年一般社団法人日本土壌肥料学会
8-1-7 土壌の放射性Cs移行性を評価するための非交換性カリ定量法の検討―水稲、ダイズ作における3手法間の比較―（8-1 環境保全 2020年度岡山大会）

若林正吉, 矢内純太, 江口哲也, 黒川耕平, 中尾淳, 藤村恵人, 矢ヶ崎泰海, 木田義信, 久保堅司, 松波寿弥

日本土壌肥料学会講演要旨集 2020年一般社団法人日本土壌肥料学会
2-1-17 粉末X線回折法による土壌鉱物同定と非交換態K含量推定への応用（2-1 土壌有機・無機成分の構造・機能・ダイナミクス 2020年度岡山大会）

東和喜, 中尾淳, 若林正吉, 藤村恵人, 矢ヶ崎泰海, 松波寿弥, 矢内純太

日本土壌肥料学会講演要旨集 2020年一般社団法人日本土壌肥料学会
20 玄米への放射性Cs移行評価手法としての非交換性カリの定量法の検討（東北支部講演会，2019年度各支部会）

若林正吉, 江口哲也, 黒川耕平, 中尾淳, 藤村恵人, 松波寿弥, 矢内純太

日本土壌肥料学会講演要旨集 2020年一般社団法人日本土壌肥料学会
2-1-10 福島県内農耕地土壌におけるセシウム133固定ポテンシャルと粘土鉱物組成（2-1 土壌有機・無機成分の構造・機能・ダイナミクス，2019年静岡大会）

加藤拓, 金野優也, 池澤美紀, 石井秀樹, 江口哲也, 若林正吉, 大瀬健嗣, 大島宏行, 前田良之

日本土壌肥料学会講演要旨集 2019年一般社団法人日本土壌肥料学会
P8-1-5 土壌還元が水稲への放射性セシウム移行におよぼす影響（8-1 環境保全，2019年静岡大会）

若林正吉, 藤村恵人, 江口哲也, 松波寿弥, 太田健

日本土壌肥料学会講演要旨集 2019年一般社団法人日本土壌肥料学会
黒ボク土水田における放射性セシウム,安定セシウムの1M酢安抽出量の年次推移

若林正吉, 高橋茂, 伊藤純雄, 松波寿弥, 濱松潮香, 八戸真弓, 木方展治, 山口紀子

日本ペドロジー学会大会講演要旨集 2016年3月4日
P1-1-2 空気侵入圧に感応してかん水を自動調節する水やり器具(ポスター,1-1 物質循環・動態,2015年度京都大会)

伊藤鈍雄, 若林正吉

日本土壌肥料学会講演要旨集 2015年9月9日
P5-1-6 包括的土壌分類第1次試案に基づく東日本土壌図の作成(ポスター,5-1 土壌生成・分類,2015年度京都大会)

高田裕介, 若林正吉, 神田隆志, 前島勇治, 神山和則, 小原洋

日本土壌肥料学会講演要旨集 2015年9月9日
8-1-6 水田の湛水期間が水稲の放射性セシウム濃度に及ぼす影響(第2報)(8-1 環境保全,2015年度京都大会)

若林正吉, 高橋茂, 伊藤純雄

日本土壌肥料学会講演要旨集 2015年9月9日
P8-1-3 カリレベルの異なる黒ボク土壌への安定セシウムとカリ添加培養試験 : 塩溶液によるセシウムの抽出性の比較(ポスター,8-1 環境保全,2015年度京都大会)

高橋茂, 若林正吉, 伊藤純雄

日本土壌肥料学会講演要旨集 2015年9月9日
31 セシウム吸収に対するアンモニア態窒素の影響評価 : 幼植物試験の解析(関東支部講演会,2014年度各支部会)

伊藤純雄, 若林正吉, 高橋茂

日本土壌肥料学会講演要旨集 2015年9月9日
28 湛水が土壌中放射性セシウムの挙動に及ぼす影響(関東支部講演会,2013年度各支部会)

若林正吉, 高橋茂, 伊藤純雄, 加藤直人, 太田健

日本土壌肥料学会講演要旨集 2014年9月9日
9-2-6 大宮台地の伝統的客土「ドロツケ」にっいての農業技術史的考察(9-2 文化土壌学,2014年度東京大会)

若林正吉, 田村憲司

日本土壌肥料学会講演要旨集 2014年9月9日
8-1-18 土壌等に粒子状で存在する放射性セシウムの存在量、分布と形態(8-1 環境保全,2014年度東京大会)

伊藤純雄, 若林正吉, 高橋茂

日本土壌肥料学会講演要旨集 2014年9月9日

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所属学協会

共同研究・競争的資金等の研究課題

根圏の微量元素可溶化メカニズムと、その制御による放射性セシウム吸収抑制手法の開発

日本学術振興会科学研究費助成事業基盤研究(A) 基盤研究(A) 2019年4月 - 2022年3月

信濃卓郎, 和崎淳, 海野佑介, 丸山隼人, 齋藤隆, 尹永根, 渡部敏裕, 俵谷圭太郎, 若林正吉
同位体比解析による土壌放射性セシウムのエイジングの実態解明

日本学術振興会科学研究費助成事業若手研究若手研究 2018年4月 - 2022年3月

若林正吉

若林正吉

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