MISC

2021年10月

コロナ禍における分娩介助実習 シミュレーション教育の試み

滋賀母性衛生学会誌
  • 舘下 麻美
  • ,
  • 中井 抄子
  • ,
  • 宮武 美佳
  • ,
  • 大江 良子
  • ,
  • 立岡 弓子

20-21
1
開始ページ
55
終了ページ
62
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
滋賀県母性衛生学会

助産師教育における養成所指定規則による教育内容のうち、11単位に規定されている助産学実習は、正常分娩10症例の介助を行う科目であり、産科医師、助産師、教員、そして助産学生が一体となり取り組んでいる。しかし、令和2年度の滋賀医科大学助産師課程では、新型コロナウイルス感染症流行により、助産学実習の開講時期を半期ずらし、厳重な感染対策をとりながら臨地実習とシミュレーション実習の併用で実施した。シミュレーション実習を取り入れた分娩介助実習の助産学生の到達度(自己評価)について、全国助産師教育協議会が設定する評価項目を使用し検討した。COVID-19の感染拡大の終息が不透明であるなか、次年度も同様の実習指導体制となることが予測され、シミュレーション実習を取り入れた分娩介助実習の教育評価を行う必要性が急務であり、分娩介助に関する助産診断・技術に関する実習での実践内容と助産学生の習熟度について検証した。その結果、シミュレーション実習を取り入れた分娩介助実習であっても、学生の助産診断・助産技術に関する学習到達目標については、その教育内容を維持できていることが明らかとなった。(著者抄録)

ID情報
  • ISSN : 1880-2389
  • 医中誌Web ID : 2022028368

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