2019年4月 - 2022年3月
翻訳制御を基盤とした大規模な哺乳類細胞コンピューティングの実現
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究
哺乳動物細胞において、遺伝子発現を正確に制御することは、細胞工学および医療応用にとって重要である。この実現のため、人工遺伝子回路の構築が進められている。 特に、翻訳制御に基づく回路は、ゲノム損傷のリスクが低い合成RNAやレプリコンなどのベクターで機能する。 しかし、複雑な人工遺伝子回路に実装できる翻訳制御因子の種類は非常に少ない。
本研究では、利用可能な人工翻訳制御因子を大幅に拡張した。特に、Casタンパク質を翻訳制御因子として転用できることを発見し、 50以上の人工翻訳制御因子の設計、多数の人工遺伝子回路の構築を可能とした。 この成果は、今後の細胞コンピューティング研究を加速するものである。
本研究では、利用可能な人工翻訳制御因子を大幅に拡張した。特に、Casタンパク質を翻訳制御因子として転用できることを発見し、 50以上の人工翻訳制御因子の設計、多数の人工遺伝子回路の構築を可能とした。 この成果は、今後の細胞コンピューティング研究を加速するものである。
- ID情報
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- 課題番号 : 19K16110
- 体系的課題番号 : JP19K16110
この研究課題の成果一覧
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論文
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Nature Communications 14(1) 2243 2023年4月19日 査読有り筆頭著者責任著者
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Current opinion in biotechnology 63 99-110 2020年6月 査読有り招待有り筆頭著者
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ACS synthetic biology 9(1) 169-174 2020年1月17日 査読有り筆頭著者