2010年3月2日
V1野細胞の受容野と視差選択性細胞に関する計算論的考察
電子情報通信学会技術研究報告. NC, ニューロコンピューティング
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- 巻
- 109
- 号
- 461
- 開始ページ
- 391
- 終了ページ
- 396
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 社団法人電子情報通信学会
本研究では、{左網膜像}+{右網膜像}のように、両眼像を複素数として表現する方法を提案する。この方法は、視覚情報処理における種々の数理的な問題の解を複素数、または複素関数に拡張することを要請する。本研究では特に、著者らが過去に提案した受容野モデルを導出するための微分方程式に着目し、この微分方程式を満たす複素関数を求めることで両眼性V1細胞の新たな受容野モデルを導出する。本稿では、導出した複素関数の受容野モデルを用いると、(1)方位選択性を持つ受容野、(2)視差選択性を持つV!単純型細胞のモデル(Phaseモデル)、(3)視差選択性を持つV!複雑型細胞のモデル(視差エネルギーモデル)が演繹的に導出されることを示す。
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/110008004332
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10091178
- ID情報
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- ISSN : 0913-5685
- CiNii Articles ID : 110008004332
- CiNii Books ID : AN10091178