MISC

2021年

無機塩素とのプラスチック焼却により生成する芳香族有機塩素化合物:主成分分析を用いた媒体・プラスチック別組成の解析

廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
  • 藤森 崇
  • ,
  • 江口 哲史
  • ,
  • 寺田 彩乃
  • ,
  • 高岡 昌輝

32
開始ページ
253
終了ページ
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.14912/jsmcwm.32.0_253
出版者・発行元
一般社団法人 廃棄物資源循環学会

塩素源共存下でのプラスチックの燃焼に伴い、塩素化ダイオキシン以外にもクロロベンゼン類、ポリ塩化ビフェニル類などが生成する。それらの組成について詳細に研究を行った例は限られている。本研究では4種類の塩素フリーなプラスチックに無機塩素を添加し、焼却試験を行った際に、どのような有機塩素化合物が生成するかについて、燃焼時に生じる排ガス、燃焼残渣、壁面付着物3種の媒体を用いて比較した。比較のため、2種類の塩素含有プラスチックも焼却試験に供した。プラスチックの素材や媒体における芳香族有機塩素化合物の組成を比較することで、塩素化ダイオキシン類の生成メカニズムに関する知見が得られる可能性がある。また、実際に焼却処理を行う施設においては、単独種のプラスチックのみが処理されることはなく、混合廃棄物として処理されるため、それぞれの素材・媒体から生成される芳香族有機塩素化合物の組成を理解することは重要である。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.14912/jsmcwm.32.0_253
CiNii Research
https://cir.nii.ac.jp/crid/1390290537432747392?lang=ja
ID情報
  • DOI : 10.14912/jsmcwm.32.0_253
  • CiNii Articles ID : 130008136153
  • CiNii Research ID : 1390290537432747392

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