2015年4月 - 2018年3月
ミトコンドリア-筋小胞体連関による心臓リズム・エネルギー代謝制御機構の解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
ゲノム編集技術を用いてNCLXノックアウトマウス作成に成功した。一部のホモNCLXノックアウトマウスは低体重、心臓異常、腎臓異常等の表現型が認められた。マウス心臓のランゲンドルフ灌流において、NCLX阻害剤(CGP-37157)は心拍数を減少させる傾向があった。CGP-37157は、マウス単離心室筋細胞の30%及び50%活動電位持続時間を延長し、Ca2+トランジエントを増加した。NCLX抑制により筋小胞体Ca2+含量が増加したためと考えられた。心臓ミトコンドリアの新しい包括的数理モデルを開発し論文発表した。また、ミトコンドリア-小胞体連関を考慮した新しい洞房結節細胞数理モデルを開発した。
- リンク情報
- ID情報
-
- 課題番号 : 15H04674
- 体系的課題番号 : JP15H04674