論文

2009年12月

インターネットを利用したグリーフケア 子どもをもつ若年層寡婦へのインタビューから

臨床死生学
  • 倉林 しのぶ

14
1
開始ページ
60
終了ページ
68
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
日本臨床死生学会

集合型サポートグループにおけるグリーフケアへの参加が難しいと思われる「子どもをもつ若年層寡婦」に対するグリーフケアとしてインターネットの活用が有効か否かを検討することを目的に、「妊娠中あるいは子育て中に配偶者と死別した女性」で「死別時年齢45歳以下」「死別後1年以上15年以内」の15名(28〜44歳、平均年齢35.7歳)を対象に半構成的面接を行った。その結果、「年齢や職業によるインターネットに関する知識やPC操作能力の差」「インターネット利用に伴う不安」「個人的ニードの差」「個人では継続が難しい」などの理由から、インターネットをグリーフケアの方法論として確立するには、なお多くの検討課題が残されていると考えた。

ID情報
  • ISSN : 1342-6206
  • 医中誌Web ID : 2010066326

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