2012年4月 - 2015年3月
基本検査項目と胎児・乳幼児期情報による生活習慣病の若年期からのスクリーニング戦略
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
日本人一般男女(15~76歳)において、血清肝酵素(ALT、γGTP)値の上昇は、基準範囲内での上昇であっても、独立してメタボリック症候群の有病割合の上昇と関連しており、血清γGTP値とメタボリック症候群との関連は、定期飲酒者よりも非定期飲酒者で強かった。さらに、異なる日本人男性集団(35~69歳)において、血清肝酵素値の上昇は、典型的な動脈硬化の危険因子を調整しても、動脈スティフネスの一指標である上腕-足首間の脈波伝播速度(baPWV値)の上昇、すなわち、血管壁の弾力性の低下と有意に関連していた。さらに、血清γGTP値と動脈スティフネスとの関係は飲酒状況により異なることが示された。
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- 課題番号 : 24590749
- 体系的課題番号 : JP24590749