基本情報

所属
京都大学 ウイルス・再生医科学研究所 講師
学位
博士(工学)(2010年3月 京都大学)

J-GLOBAL ID
201601012599339703
researchmap会員ID
B000267077

機械工学出身者でありながら大学院時代に細胞運動の研究に出会い,細胞の不思議にひかれてバイオの研究にはまってしまった始末です.現在は,個々の細胞が連結して多細胞組織が形成される過程における「場」の作用とそれによって生み出される生命の不思議に興味を持って研究を展開しています.特に独自技術の「障子培養法」に基づき,細胞やDNAが本来持っている自己組織化(self-assembly)の特徴を引き出し,「細胞」と「場」の相互作用について研究しています.例えば,場の作用がヒトiPS細胞が分化する・しないの決定プロセスにどう影響を及ぼすか,また,細胞組織の中で個々の細胞がとるべき場所と向きの決定にどう関わっているかなど,細胞が示す不思議の理解に挑戦しています.最終的に,これらの基礎研究を基に,機能性細胞組織(例えば,心筋組織のように細胞の向きの揃った細胞組織)を構築したり,場の調節だけでiPS細胞分化を制御して高機能性細胞組織(例えばオルガノイド)を実現したりして,再生医療に貢献します.


論文

  36

MISC

  38

書籍等出版物

  4

講演・口頭発表等

  53

担当経験のある科目(授業)

  8

共同研究・競争的資金等の研究課題

  16

産業財産権

  7

学術貢献活動

  6