2019年10月 - 2024年3月
トイレを必要とする条件とは:狩猟採集民、農耕民、都市生活者の排泄と衛生条件の比較
日本学術振興会 科学研究費助成事業 国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B)) 国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
初年度である本年度はおもに以下について実施した。
1.都市部:首都ヤウンデ市内の民家密集地区(2区、6区)を訪れ、サニテーションに関わる現地の状況視察やそれらに関連した住民組織の活動についての聞き取り調査をおこなった。また、以前より協力関係にある現地NGOとMOUを締結し、共同研究の体制を確立した。
2.地方都市:東部州において地域住民の衛生改善やトイレ普及をおこなっているNGO の協力で、農村地域でのサニテーション状況の現状把握とその改善方法について情報交換をおこなった。このNGOとの間にもMOUを締結し、今後の具体的なパイロットファームの運営を踏まえた共同研究の可能性について議論した。
3.狩猟採集民定住集落:東部州において、定住した狩猟採集民(BAKA)を対象としたサニテーションに関する現地調査をおこなった。トイレの設置や使用状況に焦点をしぼり、現地のNGOと連携しながら住民主導によるトイレ造りを始動した。
4.国際ワークショップの開催:首都ヤウンデにおいて、カウンターパートのヤウンデ第1大学在籍の研究者、NGO関係者らとカメルーンのサニテーションに関する国際ワークショップを開催した。キックオフワークショップとして、参加者のバックグラウンドについての自己紹介を兼ねつつ、今後の共同研究の可能性について議論した。
1.都市部:首都ヤウンデ市内の民家密集地区(2区、6区)を訪れ、サニテーションに関わる現地の状況視察やそれらに関連した住民組織の活動についての聞き取り調査をおこなった。また、以前より協力関係にある現地NGOとMOUを締結し、共同研究の体制を確立した。
2.地方都市:東部州において地域住民の衛生改善やトイレ普及をおこなっているNGO の協力で、農村地域でのサニテーション状況の現状把握とその改善方法について情報交換をおこなった。このNGOとの間にもMOUを締結し、今後の具体的なパイロットファームの運営を踏まえた共同研究の可能性について議論した。
3.狩猟採集民定住集落:東部州において、定住した狩猟採集民(BAKA)を対象としたサニテーションに関する現地調査をおこなった。トイレの設置や使用状況に焦点をしぼり、現地のNGOと連携しながら住民主導によるトイレ造りを始動した。
4.国際ワークショップの開催:首都ヤウンデにおいて、カウンターパートのヤウンデ第1大学在籍の研究者、NGO関係者らとカメルーンのサニテーションに関する国際ワークショップを開催した。キックオフワークショップとして、参加者のバックグラウンドについての自己紹介を兼ねつつ、今後の共同研究の可能性について議論した。
- ID情報
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- 課題番号 : 19KK0026
この研究課題の成果一覧
絞り込み
論文
9-
『人類学研究所研究論集』 12 111-126 2023年3月
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Anthropological Science 130(2) 161-169 2022年1月 査読有り責任著者
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Sanitation Value Chain 6(1) 23-38 2021年6月 査読有り
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FAB 1 148-174 2021年3月 査読有り
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arts/ 37 115-125 2021年3月 査読有り筆頭著者
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年報人類学研究 11 96-118 2020年6月 査読有り筆頭著者
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年報人類学研究 11 51-72 2020年6月 査読有り筆頭著者
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年報人類学研究 11 32-50 2020年6月 査読有り筆頭著者
-
年報人類学研究 11 16-31 2020年6月 査読有り
MISC
10-
Humanity & Nature Newsletter 地球研ニュース 87 8-12 2023年1月
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『アジア・アフリカ地域研究』 22(1) 108-111 2022年9月 筆頭著者
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南山考人 (50) 3-46 2022年3月
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『モノ・コト・コトバの人類史:総合人類学の探求』 343-358 2022年3月
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清水貴夫・牛島健・池見真由・林耕次(編)『講座サニテーション学5 サニテーションの仕組みと共創』 2022年
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南山考人 (49) 21-49 2021年3月
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Humanity & Nature Newsletter 地球研ニュース 83 12-15 2021年2月
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Humanity & Nature Newsletter 地球研ニュース 83 2-6 2021年2月
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Sanitation Value Chain 5(1) 60 2021年2月
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Sanitation Value Chain 5(1) 51 2021年2月
書籍等出版物
11-
北海道大学出版会 2023年3月 (ISBN: 9784832929524)
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法蔵館 2023年3月 (ISBN: 9784831856517)
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丸善出版 2023年1月
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岩波書店 2022年10月
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昭和堂 2022年7月
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雄山閣 2022年3月
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三元社 2022年3月 (ISBN: 4883035484)
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Springer 2022年3月
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北海道大学出版会 2022年
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ミネルヴァ書房 2021年8月
講演・口頭発表等
33-
日本アフリカ学会第60回学術大会 2023年5月14日 日本アフリカ学会
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サントリー文化財団研究助成「学問の未来を拓く」2022年採択課題公開セミナー「排泄の自然誌を編む」:人類学・霊長類学・環境工学・国際保健学を跨いだクロストーク 2023年4月17日 招待有り
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第7回 まるはち人類学研究会(「特別企画:北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)の大学院生・若手研究者との交流セミナー」) 2023年3月4日
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KAKENHI "Fostering Joint International Research (B)": Research meeting on urban-slum water, sanitation and hygiene (WASH) in Yaoundé, Cameroon 2023年2月16日
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KAKENHI "Fostering Joint International Research (B)": Research meeting on urban-slum water, sanitation and hygiene (WASH) in Yaoundé, Cameroon 2023年2月16日
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科研費共同研究「『北部アフリカ』におけるイスラーム的知識の生成・共有と社会変革の論理」第4回研究会 2023年1月28日
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【子育ての生態学的未来構築コロキアム】第1回「サニテーションからみるアフリカ狩猟採集民の未来」 2023年1月25日
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科研費(基盤A)「アフリカ国家論の再構築」研究会 2022年12月17日 招待有り
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科学技術社会論学会 第21回年次研究大会 2022年11月26日
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第3回アフリカ史研究会 2022年11月19日