共同研究・競争的資金等の研究課題

2019年10月 - 2024年3月

トイレを必要とする条件とは:狩猟採集民、農耕民、都市生活者の排泄と衛生条件の比較

日本学術振興会  科学研究費助成事業 国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))  国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))

課題番号
19KK0026
配分額
(総額)
18,330,000円
(直接経費)
14,100,000円
(間接経費)
4,230,000円

初年度である本年度はおもに以下について実施した。
1.都市部:首都ヤウンデ市内の民家密集地区(2区、6区)を訪れ、サニテーションに関わる現地の状況視察やそれらに関連した住民組織の活動についての聞き取り調査をおこなった。また、以前より協力関係にある現地NGOとMOUを締結し、共同研究の体制を確立した。
2.地方都市:東部州において地域住民の衛生改善やトイレ普及をおこなっているNGO の協力で、農村地域でのサニテーション状況の現状把握とその改善方法について情報交換をおこなった。このNGOとの間にもMOUを締結し、今後の具体的なパイロットファームの運営を踏まえた共同研究の可能性について議論した。
3.狩猟採集民定住集落:東部州において、定住した狩猟採集民(BAKA)を対象としたサニテーションに関する現地調査をおこなった。トイレの設置や使用状況に焦点をしぼり、現地のNGOと連携しながら住民主導によるトイレ造りを始動した。
4.国際ワークショップの開催:首都ヤウンデにおいて、カウンターパートのヤウンデ第1大学在籍の研究者、NGO関係者らとカメルーンのサニテーションに関する国際ワークショップを開催した。キックオフワークショップとして、参加者のバックグラウンドについての自己紹介を兼ねつつ、今後の共同研究の可能性について議論した。

ID情報
  • 課題番号 : 19KK0026

この研究課題の成果一覧

論文

  9

MISC

  10

書籍等出版物

  11

講演・口頭発表等

  33