共同研究・競争的資金等の研究課題

2018年4月 - 2022年3月

子どもと地域と研究者が共創するサニテーションプロジェクト

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)  基盤研究(B)

課題番号
18H00992
配分額
(総額)
13,390,000円
(直接経費)
10,300,000円
(間接経費)
3,090,000円

本年度(2年目)は、以下の3点を実施した。
1.衛生とサニテーションに関するプログラムの実施(ザンビア):既存のトレーニングプログラム「Child Hygiene and Sanitation Training (CHAST)」をベースに、カウンターパートの研究者、小学校の教師、地元団体のメンバーと協議して現地の文化習慣、規範に合わせてアレンジしたプログラムを実施した。現地の映像作家の協力を得て、子どもたちの活動を映像(写真および動画)で記録した。
2.現地小学生の成長・栄養、衛生・健康状態の評価(インドネシア):都市スラムの小学校において、身体計測(身長、体重)を行い、WHOおよびインドネシアの成長リファレンスを用いて、栄養状態を評価した。下痢の罹患について質問紙調査を実施した。子どもと保護者(母親)に衛生とトイレに関する知識・態度・実践(Knowledge, Attitude, Practice, KAP)質問紙調査を行った。小学生にいつも行っている手洗いをデモンストレーションしてもらい、チェックリストと時間計測によって手洗い技術を評価した。
3.参加型アクション・リサーチの発表会とイベント開催(ザンビア):首都ルサカのスラム地区において、小学生と若者団体(Youth Group)が実施したアクション・リサーチの成果を発表する展示会を開催した。またルサカ市、市長と協働してイベント(サニテーション・フェスティバル)を開催した。ブラスバンドを従え、市長と子どもクラブメンバーそして日本人研究者が道路を行進した。マーケットでゴミ拾いのデモンストレーションを行った。

ID情報
  • 課題番号 : 18H00992

この研究課題の成果一覧

論文

  12

講演・口頭発表等

  7