2018年4月 - 2020年3月
脂肪組織マクロファージがマスト細胞の活性および代謝に与える影響の解析
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究 若手研究
本研究では肥満によりアレルギー反応が亢進することを明らかにした。高脂肪食誘導肥満マウスに対し個体レベルでI型アレルギー反応を観察できる受動全身アナフィラキシーを行ったところ、コントロールマウスに比べ血漿ヒスタミン濃度(アレルギー反応の指標)の有意な上昇が見られた。単球/マクロファージと脂肪細胞の共培養系により、脂肪組織マクロファージ様細胞においてオステオポンチンの産生が増加することが明らかとなった。オステオポンチはサイトカインIL-12の産生に関与することから、マスト細胞をIL-12の存在化において抗原刺激したころ、脱顆粒反応(マスト細胞の活性化)が増強することが明らかとなった。
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- 課題番号 : 18K16142
- 体系的課題番号 : JP18K16142