基本情報

所属
法政大学 社会学部 社会学科(兼担:大学院社会学研究科) 教授
学位
修士(社会学)(東京大学)
博士(社会学)(東京大学)

連絡先
s_takedahosei.ac.jp
研究者番号
10398365
J-GLOBAL ID
201601012141980450
researchmap会員ID
B000258667

法政大学での研究者情報は以下にあります。
http://kenkyu-web.i.hosei.ac.jp/Profiles/110/0010944/profile.html

主要著作『コモンズとしての都市祭礼:長浜曳山祭の都市社会学』(新曜社、2019年)で展開した祭礼を手がかりとした地方都市社会論については、以下のインタビュー記事で分かりやすく語っています。

日本生活学会の100人 vol.16 武田俊輔氏:http://lifology.jp/people100/vol16takeda/

【法政の研究ブランド vol.3】伝統ある祭りはいかに今日まで継承されてきたのか ― 8年間のフィールドワーク・参与観察が明らかにしたこと ―(社会学部社会学科 武田 俊輔 教授):https://www.hosei.ac.jp/pickup/article-20210112152421/

 

研究課題(研究概要)
 専門分野は社会学です。近年の研究は都市社会学・地域社会学・文化社会学・メディア論が中心ですが、歴史社会学・ナショナリズム論に関する研究もあります。
 2019年4月に単著『コモンズとしての都市祭礼:長浜曳山祭の都市社会学』(新曜社)が刊行されました。なお本書のもとになった博士論文で第5回日本生活学会博士論文賞、そして著書として第13回地域社会学会賞(個人著作部門)、第46回藤田賞(公益財団法人後藤・安田記念東京都市研究所)を受賞しています。

 単著も含め、これまでの研究内容は以下の通りです。
・近世以来の伝統を持つ地方都市における「家」・「町内」・「町内連合」の社会構造と社会的ネットワークに関する都市社会学的研究(有賀喜左衛門・中野卓による忘れられた都市社会学の系譜を発展させる視点から、都市祭礼という共有資源を媒介とした社会関係を通して都市の社会構造を描き出す)。
・民謡を手がかりとした、近現代日本における国民国家と郷土意識の関係。
・メディア論の観点からの柳田国男論,特に柳田の口承文芸論・郷土教育論とそれに基づく公共性論。
・戦後日本における「農村」や「ふるさと」の表象とその構築プロセス。NHKの農事番組や郷土芸能番組が、放送局のディレクターだけでなく地域住民や地域社会における情報の媒介者との関係性の中でいかに制作されたかを明らかにすることで、メディアと地域社会の関係性について新たな視点を開こうとする共同研究です。2021年からは「ふるさとの歌まつり」という番組を対象として、放送文化基金の助成を得て研究を行っています。
・限界集落における他出者・Iターン者の集落行事への参加、祭礼・民俗芸能の継承についても研究を進めています。山口県上関町祝島を事例とした論考が、英語での共著(分担執筆)として2020年2月末に刊行されました。
・COVID-19と祭礼行事に関する共同研究が進行中です。


研究分野

  1

委員歴

  14

主要な論文

  28

主要なMISC

  30

主要な書籍等出版物

  23

講演・口頭発表等

  54

主要な担当経験のある科目(授業)

  39

主要な所属学協会

  15

主要な共同研究・競争的資金等の研究課題

  25

社会貢献活動

  8

メディア報道

  37