2015年4月 - 2019年3月
炭素質材料への金属のインターカレーション機構の解明と次世代二次電池負極材料の開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
ホストとなる炭素質材料のホウ素/炭素/窒素(B/C/N)、ホウ素/炭素(B/C)材料、およびグラフェンライクグラファイト(GLG)を作製した。B/C材料に気相法でCaの蒸気をインターカレートさせることに成功した。Liイオン二次電池負極としてB/C材料がグラファイトより大きな可逆容量(最大600 mAh/g)を、Naイオン二次電池負極としてB/C材料およびGLGが高い可逆容量(最大300 mAh/g)を示し、ホスト材料の重要性が確認できた。
材料のX線吸収端構造から、ホスト材料の電子構造の中でも伝導帯の電子状態が金属のインターカレーションに大きく影響しているという機構を考えることができた。
材料のX線吸収端構造から、ホスト材料の電子構造の中でも伝導帯の電子状態が金属のインターカレーションに大きく影響しているという機構を考えることができた。
- リンク情報
- ID情報
-
- 課題番号 : 15H03852
- 体系的課題番号 : JP15H03852