2014年3月18日
生体タンパク質識別用リポソーム固定NiCr薄膜ひずみゲージカンチレバーセンサ
平成26年電気学会全国大会
ダウンロード
プレプリント・著者最終稿
回数 : 145
- ,
- ,
- ,
- ,
- ,
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 口頭発表(一般)
- 主催者
- 電気学会
- 開催地
- 愛媛大学 城北キャンパス
表面MEMSプロセスにより作製したマイクロカンチレバー上に自己組織化単分子(SAM)膜によりリポソームを固定化し、カンチレバー表面と生体蛋白質の相互作用による撓み変化をNiCr薄膜ひずみゲージの抵抗変化として電気的・静的に検出する。純水液滴中にカンチレバーを浸漬した場合には抵抗は時間的に安定であった。一方、複数の生体タンパク質水溶液に浸漬した場合、タンパク質のカンチレバーへの吸着により抵抗が時間的に増加した。その変化率はタンパク質の種類によって異なり、900秒後に炭酸脱水酵素(CAB)では約70ppm、リゾチームでは約20ppm増加した。これは分子量の違いやリポソームとの相互作用の大きさの違いを反映したものと考えられる。