2018年4月 - 2021年3月
対麻痺者歩行再建ロボット使用時の最適な歩行器操作法の解明
日本学術振興会 学術研究助成基金助成金(基盤研究C) 基盤研究(C)
本研究の目的は,対麻痺者歩行再建ロボット使用時の最適な歩行器操作法を解明することであった.本研究の成果として,まず,ロボット補助歩行時の,歩行者と歩行器の距離を計測するシステムを構築した.次に,定常歩行時の時系列データから,練習すべき動作課題を検討した.その結果,習熟するにつれて1歩行周期中に2度,歩行者と歩行器の距離が離隔/接近する様式に収束する傾向を認めた.最後に,転倒につながる姿勢変化を模擬し,その過程を検討した.結果として,歩行者と歩行器との過度な接近は,1秒程度で生じる可能性が示唆された.
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- 課題番号 : 18K10727
- 体系的課題番号 : JP18K10727