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2018年5月28日

林木の分子育種に向けたマルチプレックスSNPタイピングシステムの構築

日本森林学会大会発表データベース
  • 永野 聡一郎
  • ,
  • 平尾 知士
  • ,
  • 三嶋 賢太郎
  • ,
  • 平岡 裕一郎

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開始ページ
585
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585
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.11519/jfsc.129.0_585
出版者・発行元
日本森林学会

<p>交配可能になるまでの期間や世代時間が長い林木は、育種に長い期間を必要としてきた。一方、DNA解析技術の高度化によるゲノム情報の構築や、ゲノムワイドなDNAマーカー情報の整備により、農作物を中心として、表現型と関連のある遺伝子型に着目することで個体の遺伝子型から表現型を予測し選抜を行う分子育種の技術が発展しており、育種期間の短縮が現実的なものとなってきた。スギにおいても我々は、EST情報から得られた約7万のSNPsを用いて、ゲノミック予測によって精英樹の遺伝子型と表現型に関連のある有意なSNPを多数検出してきた。しかし、これらのSNPsの選抜マーカーとしての実用性を検証し、実際の育種集団への選抜へと応用するためには、効率的なSNP検出システムが必要である。そこで、本研究では表現型と関連のある有意なSNPsを検出するため、約3千アンプリコンの多型検出が可能なAmpliSeqカスタムパネルにより、多検体のSNPsを同時に検出可能なマルチプレックスSNPタイピングシステムを構築した。これにより得られた遺伝子型データを用いることで、林木の育種をより効率的に進めることが可能になると考えられる。</p>

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.11519/jfsc.129.0_585
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130007376147
ID情報
  • DOI : 10.11519/jfsc.129.0_585
  • CiNii Articles ID : 130007376147
  • identifiers.cinii_nr_id : 9000396089368

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