MISC

2004年1月

TRACY水反射体付き炉心の核特性評価

JAERI-Tech 2003-096
  • 曽野 浩樹
  • ,
  • 柳澤 宏司*
  • ,
  • 三好 慶典

開始ページ
84
終了ページ
記述言語
日本語
掲載種別
機関テクニカルレポート,技術報告書,プレプリント等
DOI
10.11484/jaeri-tech-2003-096

過渡臨界実験装置TRACYにおける水反射体付き炉心での超臨界実験に先立ち、当該炉心体系の臨界性及び反応度に関する核特性を評価した。解析には、連続エネルギーモンテカルロ計算コードMVP及び2次元輸送計算コードTWOTRAN並びに核データライブラリJENDL-3.3を用いた。TRACYに既設の裸炉心体系における核特性との比較から、水反射体は、動特性パラメータを変化させないが、臨界液位を20\%程度,温度反応度係数を6$\sim$10\%程度,ボイド反応度係数を18\%程度、それぞれ減少させるものと見積もられた。また、Nordheim-Fuchsモデルによると、同一燃料条件及び同一反応度投入条件下では、水反射体系における第1出力バーストのピーク出力は、裸体系の場合に比べて15\%程度小さくなるものと評価された。ただし、同モデルでは考慮されていないボイド反応度フィードバック効果が出力特性に与える影響については、同実験結果をもとに評価される予定である。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.11484/jaeri-tech-2003-096
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?23819
ID情報
  • DOI : 10.11484/jaeri-tech-2003-096

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