論文

査読有り
2015年3月

STACY更新炉における燃料デブリ臨界実験

JAEA-Conf 2014-003, Appendix (CD-ROM)
  • 井澤 一彦
  • ,
  • 外池 幸太郎
  • ,
  • 曽野 浩樹
  • ,
  • 三好 慶典

開始ページ
13
終了ページ
記述言語
英語
掲載種別
DOI
10.11484/jaea-conf-2014-003

炉物理研究における臨界実験の重要性にもかかわらず、世界の熱体系臨界実験装置の数は減少の傾向にある。一方、軽水炉時代の長期化に伴い、高燃焼度燃料開発、使用済燃料貯蔵における燃焼度クレジットの導入、過酷事故によって生成される燃料デブリの臨界安全等、熱体系における重要な研究テーマが登場してきている。日本原子力研究開発機構はこの状況を鑑み、定常臨界実験装置STACYを更新し、熱体系臨界実験の中核的基盤施設として新たな研究ニーズに対応して行く計画である。更新後のSTACYは、最優先の任務として、福島第一原子力発電所事故によって生成された燃料デブリの臨界安全研究のための臨界実験を実施する。本報告では、福島第一原子力発電所事故後の日本原子力研究開発機構の臨界安全研究方針について紹介し、STACY更新炉が燃料デブリ取り出し作業の臨界安全性を確実にするために果たすべき役割について述べる。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.11484/jaea-conf-2014-003
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5045066
ID情報
  • DOI : 10.11484/jaea-conf-2014-003

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