MISC

2019年2月

教員志望学生が見る人工知能(AI)開発と今後の教職の在り方

大阪教育大学紀要. 総合教育科学 = Memoirs of Osaka Kyoiku University
  • 石田 雅人
  • ,
  • 渡邉 創太

67
開始ページ
295
終了ページ
303
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
大阪教育大学

人工知能(AI)技術の開発が進み,教育への活用が見込まれる中,AI と教職との関係に対する関心が高まっている。十数年後に学校現場において中堅を担うと予想される教員志望の学生133人を対象に,自由記述形式でこの問題に関する回答を求めた。AI 活用に否定的な見解は肯定的見解の割合を若干上回った。肯定的見解には,教師の多忙化の解消策としてAI を活用すべきという意見が目立った。否定的見解では,「人間の営み」としての教育をAI が代替することはできないとして,AI を学校事務の補助としての役割に限定すべきという意見が大勢であった。今後の教員養成教育では,AI の本質と限界を学ぶため,認知心理学の履修が求められる。

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/120006577663
ID情報
  • ISSN : 2432-9630
  • CiNii Articles ID : 120006577663
  • identifiers.cinii_nr_id : 9000267813296

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