講演・口頭発表等

国際会議

高速増殖原型炉もんじゅにおける原子炉トリップ操作の猶予時間評価

CDAJ CAE Solution Conference 2011; modeFRONTIER Conference Day
  • 素都 益武

開催年月日
2011年12月
記述言語
日本語
会議種別
国・地域
日本

高速増殖炉「もんじゅ」における原子炉自動トリップ(緊急停止)に失敗した場合のアクシデントマネジメントである手動による原子炉トリップ操作を行うための猶予時間は、「もんじゅ」のプラント応答について最適評価コードであるSuper-COPDコードを用いたプラント過渡応答のシミュレーションの結果に基づいて推定を行っている。猶予時間に影響を与える入力データとして、2つの反応度係数に着目し、これらの入力データの想定しうる変動幅を考慮したプラント過渡応答のシミュレーションを行った。これらの解析の実行の際にmodeFRONTIERの機能である相関マトリクス,ラテン超方格法-モンテカルロサンプリング法を用いて相関性を考慮し実験計画データセットを作成し、解析結果の考察に多次元解析及び分布形状フィッティング機能を活用した。このように原子炉トリップ操作の反応度係数の変動に伴う猶予時間の変動の範囲及びこれを考慮した平均値を評価することができ、これらの一連の解析作業を進めるうえでmodeFRONTIERを活用している。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5033936